くるみの絵2

くるみが描いた絵を載せます。「くるみの絵(https://kukurumi.wixsite.com/-site)」の続きです。

おばあちゃんの死を目前に


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この絵は。相方が昼寝をしてるところを眺めていて、印象に残ったものを描きました。はっきりした顔つきに、素敵なお目々、眉毛、お口。美しい寝顔です。イヤホンをしながら寝ていました。

お布団はおばあちゃんが作ってくれたものです。今は死んじゃったけど。そのおばあちゃんの形見と、お母さんの作ってくれた卵焼きと、お父さんがくれたバナナも周りに描きました。

色んな人のありがたさがわかります。そんな中、相方もいつか死んでしまうのかなと、寂しくなりました。そんなことを考えていた、1日で。思い出を纏めて描いたと言うわけです。

顔は黄緑、水色、黄色など白でぼかして。この色がわたくしにとってベストです。肌色は中々使う気になりませんね。と、言いながらたまに肌色を使うけど。

大事なものは赤で描く癖があります。卵焼きとバナナは見えた通り描きました。色はどうでもいいのです。確かにああ見えた、というのが今回です。その割には相方の顔は肌色ではないけど。

布団の花の模様、緑の葉っぱ、少し苦戦しました。いつもなら緑や赤を沢山使うのですが、この頃は心が安定しています。でも、わたくしの心は、闇と光の2つを持っていて。この絵だけではわたくしの思想は語れません。どちらかといえばこの絵は光。それだけではわたくしはありません。

ただ、相方の寝顔が素敵だったので描いて、背景はオマケみたいなものです。緑の背景は清い気持ちを表現しました。ピンクの色で顔を塗るなんて、親族でわたくししかいないよ、と相方は言ってくれました。

卵焼き、薄味でしたが、親の味だなぁと、醤油は掛けないで食べました。親に見せたら良いんじゃない?みたいに評価してくれました。この絵はまだ良いけどね。わたくしのグロテスクな絵を見たら評価はしてくれない。だからそれは見せませんでした。

親にわたくしの絵をケータイで見たい?と聞いたら「見なくていいよ。」と言ってました。そっか、わたくしの絵はいいと…。その方がいいですね。

親に対する気持ちと、側にいる相方への大切さ。これでも、複雑な想いです。

枕カバーは黄緑と黄土色を組み合わせました。相方の大切な布なので。まあ、わたくしからはこのくらいで。

誰に褒めてほしいのか、わたくしは日々研究をしなければなりません。くるみの絵に載っていた保育園児の二人の物語みたいな、一人に知ってもらえれば良いという気持ちを大切にしたいのですけどね。